この館をはじめて見たとき、私の頭に浮かんだもの。それは、映画「タイタニック」のワンシーン…。ぼろぼろの姿で海底に沈むタイタニック号の次に映し出されたものは、あの悲劇の直前のパーティーシーンでした。贅をつくした船内で紳士淑女がそれは楽しげに集まっていました。
75年の歴史の中で、すっかり傷を負ってしまった目の前の洋館で、当時小笠原伯爵がどんな素敵な晩餐会をしていたかと想像しただけで胸が高鳴り、私達はこの館を甦らせ、みなさまが楽しく集まれる場にする決意をしました。オープンの日を迎えるまでにはボランティアの方をはじめ様々な方々のご指導とご協力をいただきました。私を陰で支えてくださった数多くの方に対し、この場をお借りし心より御礼申しあげます。みなさまを本邸にお迎えできる日を、心よりお待ち申しあげております。
インターナショナル青和株式会社 代表取締役 竹内 秀夫