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D.O.トロ
小笠原伯爵邸セレクト“Finest Wine 9月”のご案内
小笠原伯爵邸の地下1階に眠る秘蔵スペインワインの数々。その中から毎月様々なワインをご紹介してまいります。
今月は、産地トロよりエレガントな赤ワインをご紹介。
ワイン愛好家の皆様には毎月貴重なスペインワインが楽しめる絶好の機会です。シェフソムリエがお薦めするとっておきのワイン、是非お楽しみください。
今月のワイン
〔左〕ビガルド 2017
〔中〕サン・ロマン 2013
〔右〕アラバスタ 2007
┃果実の味を感じるエレガントな赤ワイン
今月はD.O.トロから、初秋に心地よいエレガントな赤ワインをご紹介いたします。
トロはカスティーリャ・イ・レオンの西部にあるサモラ県の南東に位置したポルトガルとの国境に近いエリアです。古くから濃縮感のあるアルコール度も高いワインが造られていた産地で、特に1990年代頃からはトロのポテンシャルに目を向けた他の産地の有名な生産者が参入し、トロ地域の特徴を活かしつつ、酸味とのバランスもきれいなワインが造られ、人気を集めてきました。また、昨今はスペイン国内でもエレガントできれいな酸のワインが好まれる傾向にあり、トロ地域からもきれいな酸のワインが多く登場してきております。
秋風を感じるこの季節、トロのエレガントで果実味の感じられるワインをお楽しみください。
Bigardo 2017
ビガルド 2017
自身の土地トロを愛する青年キコ・カルボ氏が手掛けるワイン。ビガルドとは地元の言葉ですごいやつ、へそ曲がりといった意味合いで彼の子供の頃からのあだ名とのこと。そしてエチケットの手のサインはトロ(牡牛)を表しており“手造りのトロ”を意味しています。自然でエコロノミックな造りですが、あえて自然派として造られたわけではなく土地を愛することから出来たワインです。
ワイナリー:ビノス・ビガルド
タイプ:赤ワイン
品種:ティンタ・デ・トロ
グラス¥1,800(税サ別) ボトル¥9,000(税サ別)
San Román 2013
サン・ロマン 2013
スペインを代表するワインの一つウニコを生産しているベガ・シシリアにて醸造長をしてたマリアノ・ガルシアが家族と共に手掛けたワインです。エレガントさと力強さを共存させた、まさにトロを表現している1本。黒みを帯びた濃厚な赤紫色で、熟したプラムや干しブドウ、ミント、ナッツなどが感じられる深い味わいです。
ワイナリー:ボデガス・マウロドス
タイプ:赤ワイン
品種:ティンタ・デ・トロ
ボトル¥12,000(税サ別)
Alabaster 2007
アラバスタ 2007
トロの地を有名にしたきっかけのひとつ、テルマンシアというワインを手掛けたエグレン家が、ティンタ・デ・トロ種の可能性を追求し造られたワイン。非常に滑らかなアタック、高密度に凝縮していながらも優しい果実味が感じられ、アラバスタ(雪花石膏)の名の通り美しくエレガントな味わいが広がります。
ワイナリー:テソ・ラ・モンハ
タイプ:赤ワイン
品種:ティンタ・デ・トロ
ボトル¥32,000(税サ別)
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update : 2019.08.30 |category : information, wine